産業廃棄物収集運搬業許可の要件（１）講習会を受講し、修了証を得ている

事前に行おうとする業務内容に応じた講習会を受講し、修了証を得ていることが必要になります

産業廃棄物収集運搬を適正に行うためには、専門の知識と技能の修得が必要です。そのため、申請に際し、個人の場合には申請者本人が、法人の場合には代表者、役員（監査役及び社外取締役を除く。）又は政令使用人の中から1名の方が公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター（ＪＷセンター）の実施する「産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会」を修了していることが必要になります。

この講習会の終了証は産廃収集運搬業許可申請をするための必要書類です。講習会（全国の講習会の日程等）の問合せ先は公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター（ＪＷセンター）になります。

会社や自宅等で講義動画を視聴して受講し会場で試験を受ける2段階のオンラインと、講師の講義を受けたその場の会場で試験を受ける対面による講習会の2つの形式で受講ができます。現在はオンラインでの受講が主流です。申込方法はWebからの申込みのみで、その際には本人確認用の顔写真データが必要となります。テキストは、試験日程が近い方にはすぐに送られてきますが、そうでない場合には受講決定お知らせメール到着後、約2週間ほどで届きます。

産業廃棄物収集・運搬業の許可を新たに受けようとする場合、オンライン形式の講習会は受講料25,300円で約12時間の講義を視聴します。これに対し、対面形式での講習会は受講料29,700円で2日間かけて行われます。両形式とも全科目終了後には会場での修了試験があります。試験の内容は講習をきちんと受けていればほとんどの人が合格するといわれています。他の場合は上記リンクよりJWセンター公式サイトをご確認ください。

試験後、約2週間後に東京都より簡易書留で書類が送付されてきます。終了試験に合格された方には、修了証が、試験に不合格の方には再試験のご案内が同封されています。なお、マイページにログインすると試験結果の発送予定日よりも前に合否の確認が出来ます。

この修了証書には有効期限があります。有効期限は新規の講習会修了証が5年間、更新の講習会修了証が2年間です。

産業廃棄物収集運搬業の更新許可申請の際に修了証を更新しておかないと更新許可を申請することができません。新規の場合と同じように更新の場合の講習も1回の人数が限られているため予約はとりにくくなっています。許可の期限が迫った直前になって慌てないようご注意ください。

初回のご相談は原則無料です。お気軽にお問い合わせください。

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